Archive for 2011

店舗工事依頼の急増

2011-11-29

最近、店舗工事の依頼が多いです。そのほとんどのパターンが、なるべくローコストで施工していただきたい。との依頼です。たまたま私のような小規模な経営とマッチングしたからだと思います。大規模工事には大手工務店、小規模工事に小規模工務店がやはり総合的な経費等を考慮すると、お客様には満足していただけるはずだからです。理由をよく聞かれますが、簡単なことです。無駄なコストを一切かけない、これだけです。例えば半日もかからないような小さな仕事に営業マンが来た時点でアウトです。大工マンは長年の経験則から話を聞いただけで、必要な部材等がわかります。また、打合せをした人間が、施工するので、間違いもありません。話を元に戻しますが、今後例えば夫婦で小さなお店を持ちたい方などを応援できればと、思います。現在数件店舗工事を待っていただいています。ありがたいですね。

施工 大工マンによる手作りです。

整体院の内装工事(店舗)

2011-11-29

浦和地区を拠点にからだ回復センター(整体院)を経営されているお客様からのご依頼です。現在3店舗を経営されており、4店舗目の工事をいただきました。工事内容は整体用の床兼物入れと更衣室、受付カウンター、配管用ライニングBOX、タイルカーペット他です。今後も店舗展開をされるそうで、なるべくローコストでとの依頼です。床は大引き根太組みコンパネ張り、物入れ用コンパネ部はパネルにして取り外し可能になっています。更衣室は2×4PB12.5mm笠木兼で丈夫です。受付カウンターは少しお金がかかる部分なので工夫して、下地材30×40天板集成材(無駄の出ない配分に)してあります。一部洗面台追加により、ライニングBOXが追加工事になりましたが、この規模でも工夫次第で他社の合い見積もりより40パーセント安く完成させることが出来ました。写真に写っている人が工事長三浦です。仕事が速いのでローコストに抑えることが可能です。

葬儀屋さんのリフォーム

2011-11-29

さいたま市南区、武蔵浦和会館様からのご依頼です。武蔵浦和会館様は、地元地域に密着しており、家族葬のパイオニアとして過去にNHKの特集で放映されたこともあるそうです。今回のリニューアルのコンセプトは、大切な家族を失くした方が最後の夜を共に過ごすことによって、これからの人生を前向きに生きるために死をうけいれる空間と時間の提供です。工事のコンセプトとして、準大正モダン風とのご依頼で工事をいただきました。以下順を追って工事内容を説明いたします。

 

改装前の式場です。耐震壁(ブレース)に圧迫感があり少し気にされていたそうです。

 

 

                                                          耐震壁を逆に利用し格子戸の戸袋に用いたイメージ

お客様からの工事の要望は、床上げ、格子戸、格子、縁無し畳、スクリーン、ステップ(靴入れ)、オレンジ、ブラウン色、フローリングを取り入れ今までなかった葬儀場を提供したいとの事でデザインには苦労しました。

 

 

鴨居は下げ束で固定し、欄間はあらわし、6枚の格子戸はH2000 t33 あえてワーロン(障子紙)は貼りませんでした。

 

 

6枚を閉じてみました

 

 

 

 

                                           手前の格子のみ220×24mmで他は38×24mmですが、手前の板厚で構成されているように見えます。

 

 

 

 

 

Vレール3本の上がり框です。手前の面取部分で板を接続してムク材の様にみせます。

 

 

 

 

設計施工デザインby代表武石

協力大工さん募集

2011-10-21

大工マンでは協力して頂ける大工さんを募集しています!

あなたも大工マングループに入りませんか?お客様より沢山の仕事を頂くようになりました。

こんな悩みをかかえていませんか?

大工仕事がすぐに切れてしまう。

大手工務店の下請け、孫受けをやめたい。

独立したいけど、知識と資金がないので諦めている。

自分の腕を発揮できてないような感じがする。

現場が遠すぎる。

大工マンと共に、あなたのスキルを生かしてお客様に喜ばれる仕事をすれば解決できます。

 

詳しくはこちらからお問い合わせをお願いします。

大家さんに朗報!格安アパートリフォーム術

2011-09-30

この仕事を始めて、多くの大家さんからアパート、貸家のリフォームのお仕事を頂きました。震災、不景気、少子化の影響でしょうか。特にここ1,2年入居者がなかなか決まらないと、悩んでいる大家さんが多いようです。立地条件等で大きく入居率は変わってきますが、概ね空き率15~20パーセントくらいの気がします。私が生まれた1960年代後半の人口は約1億人だったことを考えると、今後わずか30年程で当時(アルバムに写っている周りの環境)の様になっていくのでしょう。つまり入居率はこれからも低下していくことが予想されます。

ではどう対策しているのでしょうか?特に何もしていない(今までと同じ様にクロスの張替え程度)大家さんが大半を占めているように感じます。築年数が15年以内のアパートならば問題ないと思いますが、築年数25年以上のアパートではリフォームの内容で入居率が大きく変わってくるようです。例えば2年空家だった2DK(和室+和室)をリフォームして(洋室+洋室)にしたところ2ヶ月で入居が決まった例などを数多くみてきました。しかし、高額なリフォーム代に躊躇されている大家さんがいるのも事実です。なるべくお金をかけずに最高のパフォーマンスを追求するには、どうしたらいいのでしょうか。

例えば、クロス(壁紙張替)は張替面積が決まっている事と手間代が限界まで安くなつているので、どこに頼んでも大差ありません。クリーニング、電気工事なども大差ありません。見積もりで大きな差が出る項目が実は大工工事と、小さな塗装工事やシーリング工事などの積み重ねです。他社の見積もりでは小さな工事も1日分として計算されていたりしますが、手先の器用な大工ならこの様な工事を一括して出来ます。また、不動産屋のマージンも馬鹿にならないですね。

最近頂いたアパートのリフォーム例です。

 

 

 

BEFORE

 

 

 

 

 

AFTER

 

築約20年 前入居者13年入居

リフォーム内容 クロス張替全部屋、畳表替、CF張替え、家具扉交換、流し台側板交換、シーリング全箇所、電球交換、ホース交換、網戸張替、巾木交換、ポスト交換、敷居すべり、各所敷居交換、各所塗装、ベランダ一部補修、各所水洗パッキン交換、襖張替、ハウスクリーニング他

大手A社見積もり     640000円

大工マン見積もり     390000円

工事内容によってはこれくらいの差がでることもあります。依頼された大家さんは、通常大手A社にリフォームをお願いしているそうですが、金額が大きい場合に大工マンに依頼が来ます。他の大家さんもそんなパターンが多いようです。感謝です。

27年ぶりの北アルプス登山

2011-09-21

高校時代から始めた登山も、はや30年。当時はアウトドアなんて野暮ったいやつらの代名詞(被害妄想?)だったような記憶が残っています。(山屋さん怒らないでね)しかし近年の山ブームで山ガールなるものまで登場?して、登山そのものが変わってしまったような気がします。今回の登山はそんな、昔を思い出しつつ、8月5,6,7日に北アルプスへ2泊3日で友人と3人で行ってきました。

友人の一人は山歴3年(私が教えました)Kさん、もう一人はトレッキング歴3年?(初心者?よくわかりません)Sさん、ま、三又から常念→蝶が岳2泊なら間違いないと判断して(後に大変なことに)計画を立てました。

初日は夜の8時にさいたま市を出発して、関越廻りで、豊科インター24時着、三又駐車場01時(車中仮眠)天気晴れ

翌日天気快晴、 三又駐車場5時出発 15分ほど沢沿いを歩き登山計画書を提出しました。

出発直前の三又駐車場にて。Sさんもまだ元気です (笑

 

今日の予定は前常念岳で昼食12時 常念小屋テン場14時着予定です。

前常念岳への登りは、谷川岳西黒尾根に匹敵するほどの急登です。ま、5時間も登ればあとは大したことないだろうと簡単に考えていました。2時間ほど登ると、Sさんのペースが急速に落ち始め、ようやくたどり着いた2207mのピークに11時着、このころからガスり始め何だか怪しい雰囲気に

次は前常念岳の登りです。森林限界まで来たあたりから急速にSさんのペースが遅くなり始め、ほとんど動かなくなってしまったので、Sさんのザックを私とKさんで交互に持って(20kgくらいありとてつもなく重い!)しばらく歩きつづけ、何とか2400m付近で昼食です。

 

この辺で昼食!8月なのにほとんど人がいません。本日10人くらいしかであってません。

 

すでに2時間以上遅れています。最悪の状況が頭をチラチラ 前常念避難小屋まで行くべきか?戻って樹林帯でビバークか?Kさんの行くしかないでしょ!の言葉で続行(冬なら躊躇無く引き返してます。その前に初心者連れて行きません。(笑   )それでも何とか3時間30分遅れで常念岳肩まで到着。後は40分くらいの下りなのでひと安心。

常念岳下りテン場が見えてひと安心のKさん

テン場の夕食準備中!

テン場に到着してようやく元気を取り戻したSさん

2日目は常念岳から蝶が岳です。友人の疲労がたまっていそうなので通常は2時起床4時出発ですが、2時間ずらして6時出発です。朝は晴れていましたが、午後から雨の予報です。(いやな予感が・・・・)常念岳頂上へ約2時間かかって到着。(超スローペース)

27年ぶりの北アルプスに満足げな本人の図

途中省略ですいません。途中どしゃ降りに遭われたものの何とか15時30分蝶が岳テン場に到着しました。到着後今までの雨がうその様に天気が回復!今回の最大の目的はここからの槍、穂高の眺望です。

蝶が岳から常念岳を望む

 

槍ヶ岳です。圧倒されますね。

 

穂高の眺望 ス バ ラ シ イ!

 

翌日は三又までの下山です。途中、力水という沢の水をたっぷり飲んで、蝶が岳温泉につかり帰りました。最後に、初心者だった?Sさんをこのルートに連れてきてしまった事に反省しています。また、当時を思い出してみたんですが、やはり女性もいたし、登山者も沢山いたような気が・・・・(笑

 

 

アロマ用什器の追加製作依頼

2011-09-20

以前に納入させて頂いたお客様からの追加製作依頼がありました。前回同様、デザイン及びサイズ等はイラストを参考に製作いたしました。今回のイメージは白い、石っぽい素材、棚付、ガラストップ、乳半、タイル、3段、と、ちょっと微妙なイメージです。ガラストップ、乳半の家具は数年前、都内の3億円のマンションの現場で作ったことがあり、参考になりました。本体ベース部分には主に15mmのランバー、内部は可動棚、ライトは蛍光灯、ガラスは5mm+乳半フィルム張りです。発注時仕事が重なっていたので1ヵ月ほどかかりましたが、ようやく完成しました。

 

加工場での製作中のショットです。仕事の合間に少しずつ製作しました。製作そのものはこの段階で1.5日くらいです。

 

   

 

 

右は前回納品分とのツーショットです。料金は17万3千円です。この様な店舗用什器を製作したりしますが、次の日は木造住宅の屋根の上でベニヤを張ったり、住宅の床下に潜って調湿材をまいていたりします。(笑

 

何でも対応  (誰に頼んだら良いのかわからない方がたくさんおられます)

しかもリーズナブル  (小工事の場合他業種の人手がネックになってしまいます)

これが大工マングループです。

 

井戸蓋の交換と内部調査

2011-09-20

さいたま市内の古井戸があるお客様からの依頼です。作業内容は井戸蓋の交換と内部の調査です。かなり古い井戸のようで、テレビ局が取材に来たことが何度かあるそうです。現在はつるべ(木製滑車)跡が残っていますがポンプで水を汲み上げ、飲料以外の生活用水に使用しているそうです。

傷んだ蓋を開けてライトで内部を照らしてみました。予想していたよりはるかに深いです。水面がやっと確認できる深さです。お客様もライトで内部を確認したことが無かったそうです。

内部の深さを測定するので、紐におもりを取り付け全長を測定してみました。かなり深いです。

 

 

測定結果は、井戸の底から水面まで3.1m底から井戸の蓋まで7.35m(スケールが届かないので5m足してあります。)さいたま市内で標高が最も高い位置関係にありながらこれだけの地下水があることに驚きです。
最後に井戸蓋の交換です。出来るだけリーズナブルにとのことで、車載部材を使わせていただきました。桟木は2×4(浸透材)@400、板はラーチ12mm+ケイカル5mm+フクビ見切り、表面塗装です。蓋はいたずら防止の為ビスで固定してあります。これで20年くらいは安心ですとお客様に大変喜んでいただきました。料金は調査料金込みで17000円です。古井戸の調査をまたしてみたいですね。

段差解消スロープの製作

2011-07-26


今回は段差解消スロープの製作依頼です。なるべく勾配を緩やかにしたいとのご希望で1/10勾配に、また廊下に設置する際スロープの角に足を引っ掛けたくないとのことで、角をR加工しました。その加工工程を説明します。

 

廊下と増築部分の敷居に約20mmの段差があります。これくらいの中途半端な段差は注意力が欠けやすく、つまずき転倒に最も注意が必要です。色合いもあえて目立つように変えてあります。

 

段差寸法を測り1/10勾配になる幅で木材をカットします。次に電気カンナで木材に勾配をつけます。ここで注意したいのは、切削面の仕上げを減らすために反対面を表側にするところです。

 

Rの形状で下書きした線に沿ってジグソーで加工します。

 

R加工した部分にも電気カンナで勾配をつけます。

 

アクションサンダー(電気ヤスリ)でR面の勾配部分を仕上げます。

 

最後にあらかじめ採寸した形状に加工し、仕上げのニスを塗って完成です。現場での取り付けは今回、両面テープのみです。価格は1ヶ所8000円~になります。

製作寸法をメール頂ければ全国発送も可能です。また大型スロープもお見積もりいたします。

 

店舗用什器の製作

2011-06-24

何でも作る大工マンです。

先日、アロマオイル等を置く什器の依頼がありました。

洗面所、トイレなどでよく用いられるポリ合板仕様の特注家具の依頼はよくあるんですが、今回はちょっと違います。イメージとして白いセメント調、タイル、ダウンライト、棚3段、サイズw900×h2000で製作したいとの依頼です。
お客様からはイメージ画像をいただき製作を始めました。
本体のベース材にランバーコア15mmを使用し、手前曲面をR600でジグソーで切断、この状態でまずデザインの確認をして頂きました。

次は本体の組み立てです。

木工用ボンドとビスで慎重に曲げベニヤ12mmを固定します。大工でも曲げベニヤは滅多につかいません。私も10年以上前にマンションのモデルルームのベランダの曲線に使って以来です。
本体は思った以上に簡単に仕上がりました。

次はダウンライトの設置です。
お客様からの依頼でしたが、可動可能なハロゲン35Wに変更させて頂きました。(日曜日に秋葉原を一日かけて見つけました)一箇所両サイドからの2灯です。

ライティング

本体の仕上げに漆喰コテ仕上げをしました。初心者でもぬりやすいうまーくヌレールという商品があります。今回はベニヤの上に塗る為下塗りをして1日乾燥させています。

漆喰

最後にメルス カリフォルニアストーンを乗せて完成です。

全体

料金は15万円です。


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