11月, 2012年
ウッドデッキの製作
戸建て住宅の掃きだし窓の外側が花壇になっており、そこに2m×1.6mのウッドデッキを製作しました。材料は桧特1等上小節(選別したので特選上小節クラスです。)着色はウオールナットです。デッキ材の性能としてはセランガンバツなどの方が上ですが、個人的には木目を生かした桧のほうが好きです。お客様も木に詳しい方で同じ意見のようです。
日当たり良好のお庭です。
砂利をたこ(建築でいう大きな木の鎚)で固め沓石(画像で15cmくらいの石)をモルタルで固定します。そこに大引き(桧注入材)を設置します。
束に根がらみ兼腕木を伸ばしたところです。今回のステップは高さが450なのでささら階段にせず腕木で支えます。
完成した架台の上にデッキ材を並べます。デッキ材のクリアランスは7mmに設定しました。
この腕木にステップをのせます。地面と直接接触する部分が無いのでウッドデッキが長持ちします。
桧の木目が綺麗です。お客様は土足禁止で使用されているそうです。
日当たり良好でお孫さんがたいそうお気に入りの場所だそうです。後日内装工事の仕事も頂きました。ありがとうございます。完成後に聞いたのですが別の工務店の見積もりはこの半分くらいの大きさで20万円だったそうです。料金14万2千円
ニッチ造作工事(本棚家具)
建売住宅を新築で購入されたお客様からのご依頼です。3F建て住宅で収納スペースが非常に少くなく、収納に悩んでおられたそうです。お客様のご希望は階段下の小さな物入れ解体して、拡張、階段横間仕切りの石膏ボードを解体して、間柱内に本棚を3ヶ所設置する工事です。
筋交いが無いこと、耐震壁で無いことを設計図で確認し、間仕切りの石膏ボードを解体したところです。
物入れはフローリングが張ってある大きさでした。天井は枠上までです。もったいない空間です。
このスペースにフローリングと石膏ボードを張ります。天井を解体してあるのでスキー板、ゴルフバック等の長尺物も収納できるようになりました。
家具の製作手順を説明します。材質はポリエステル合板15mmです。間柱105mm+石膏ボード12.5mm+背板2.5mm+チリ20mm合計140mmに設定しました。3×6板を140mmに必要な枚数分切り出します。
棚板間210mmピッチで25mmずつ2段のダボ穴をあけます。
今回は8mmダボを選択しました。左がメス右がオスになっておりネジで取り外すことが出来ます。
最後に小口テープを貼り付けて、全体を組み立てれば完成です。
このように狭い廊下にもコンパクトに本棚が設置出来ました。3F建て住宅の場合狭い敷地内で建てている場合も多く、有効な手段だと思います。完成までお客様は少し不安なようでしたが、出来栄えに大変喜ばれていました。今後は2F分部も検討されているようでした。価格14万7千円