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茶室リフォーム （マンションリフォーム）
表千家の茶道家からのご依頼です。埼玉県内の築２５年程のマンションの和室とキッチンのリフォーム工事です。茶道教室を開かれるそうで既存の和室6畳を８畳にも変更できるようにしました。画像は８畳バージョンです。かなり広いです。狭いスペースを有効に使用できるよう、いたるところにからくりが設けられています。以下順を追って説明します。
施工前の和室は2本引きの為ＬＤとの開放感がありません。またキッチンパネルが邪魔してキッチンの開口枠が小さいです。25年くらい前は良かったんでしょうが・・・時代の進歩を感じます。
和室とキッチンを解体したところです。和室の畳は季節ごとに並べ変えるので床の正確な直角度が求められます。また基本６畳なので横：縦が４：３の比率になります。その精度は１ｍｍのレベルです。（通常畳の位置は決まっており並べ代えることは出来ません。）
縁甲板の下に深さ約３５０ｍｍの物入れがあります。
押入れの床下にも同様の物入れがあります。
畳の下には床下収納です。ダンパーとスイッチがあるので女性でも簡単に開閉ができます。
6畳から８畳にする為のベース台です。ここに畳を２畳敷きます。（その畳は収納されています。）
↑ のベース材は通常洋室で家具として使用できます。転倒防止金具が付いているので安全です。
敷居の下に畳収納スペースがあります。手前側にキャスター、奥にＶレールとベアリング戸車が組み込んであるのでとてもスムーズな出し入れが出来ます。
６畳から８畳に変更する場合敷居を取り外すことができます。敷居の下にはネオジウムマグネット、ダボが付いているので、強力に敷居を固定できます。想像以上の吸着力です。
床の間の後ろに障子を収納するスペースがあります。開閉式の扉になっており違和感がありません。
茶室入り口の畳台は脚の部分が脱着式になっており、使用しない時はコンパクトになります。
水屋はスペースの関係で移動式になっています。下にキャスターが組み込まれており片手で移動ができます。
欄間には光を通さず空気のみの流れを作る為、ルーバー式のスリットが組み込まれています。画像一番下、ベランダ部分の竹垣も引っ掛け式になっており、脱着が可能です。
キッチンはＬ型に変更したことにより、大きな開口スペースができました。アイカのセラールに変更してキッチンパネルがとても綺麗です。
リビング側にも家具を設置したので茶道具の収納が沢山できます。
一般的な３ＬＤＫのマンションでも８畳にすることが可能な事、そのベース材を家具として使う事、敷居を脱着式にすることが可能な事、など通常不可能と思える事もアイデア次第で何とか出来るものです。思い返せば大工マンを始めて約３年、他社で出来ないと断られた物件の施工を数十回くらい可能にしてきました。これからもこれらの経験を生かして頑張っていこうと思います。 以上
設計プロデュース ＬＩＮＫＳ ＨＯＲＩ
施工技術提供 大工マン 代表武石
整体院の内装工事
初めて整体院を開業されるお客様からのご依頼です。女性をターゲットに絞った女性専門整体院なので、内装をオレンジ色とベージュを基本色に明るいイメージにしました。整体院の内装の定番は、白を基調にした内装、照明は蛍光灯、上部からグリーンかベージュのカーテンで目隠しするパターンが多いようです。色を変えるだけでこれくらい明るくなります。
施術室はこんな感じです。７坪の室内を有効に使うため真ん中に間仕切り１．９ｍを設け入り口をＶカットしてあります。（まだカーテンは付いていません。）壁のレンガはクロスのプリントです。本物のレンガの様に見えます。
入り口の踏み込みにはクラテツフロアー、受付カウンターの天板にタモ集成３０ｍｍを使っています。コンパクトながら有効な配置となっています。
お施主様からはイメージ通りの内装に仕上がり大変喜んでいただきました。繁盛されることを祈っております。代表武石 工事価格５４万6千円
店舗名 北浦和 骨盤矯正 ビューティーマレナ ２０１３ 8月1日ｵｰﾌﾟﾝ予定
