12月, 2015年

大工マンは商標登録です。

2015-12-09

大工マン

屋号である大工マンは登録商標です。登録商標は特許と違いA4サイズの書類1枚を提出するだけで非常に簡単です。過去に特許の書類を数百時間かけて作成した事がありますが、それくらいの労力の違いがあります。費用も10年登録で約5万円くらいです。出願後約半年くらいで受理されれば商標登録証が郵送されてきます。特許庁のHP電子図書館で検索できます。

エアリアルヨガの取り付け

2015-12-07

エアリアルヨガ施工後

築4年のマンションにお住まいのお客様より、エアリアルヨガ用の金具取り付けのご依頼です。逆さまになったり、ぶら下がったりするヨガのようですので絶対に取れない下地を作らなくてはなりません。他社に依頼しても施工してくれる業者が見つからなかったそうです。マンション工事においては注意しなければならない事があります。天井躯体部分の工事は専有部工事許可書が必要です。主に図面、仕様書、許可願、また隣家(上下左右)の承諾書が必要です。その他工事の際は管理組合に工事届けが必要となります。ここまでが全工事の労力の7割くらいです。

以下工事の流れを説明いたします。

エアリアルヨガ施工前1

施工前の天井は石膏ボード9.5MM、下地は軽量スタッドです。

エアリアルヨガ施工前2

ここに開口を開けます。最上階の場合断熱ウレタンが吹いてある場合もありますので注意が必要です。

エアリアルヨガ施工前3

アンカーの打ち込みです。この工事に専有部許可書が必要となります。

エアリアルヨガ施工前5

今回は檜3寸をネダボンド併用でボルト締めしました。

エアリアルヨガ施工前6

最後にメンテナンスができるように取り外し可能なポリ合板(溝切り加工)でビス止めしました。

作業時間 半日

施工価格   約10万円 (書類作成込)

 

 

町家風事務所が完成しました。

2015-12-07

町家風事務所完成後10

町家風事務所完成後5

町家風事務所施工前1

さいたま市内の地主様から事務所リフォームのご依頼です。約2ヶ月かけて自宅敷地内の納屋を事務所にしました。コンセプトは既存建物を活かし町家風に仕上げる事です。下の画像は施工前です。

町家風事務所施工前2

施工前の2F部分です。築80年分のホコリが年代を感じさせます。

町家風事務所施工前3

1F部分の施工前は土壁です。構造用合板で補強して大壁にした後、付け柱であらわしの梁とのバランスを付けます。

町家風事務所施工中2

玄関部分の付け柱、付け梁施工中です。玄関サッシが重厚なので負けないくらいの大きさにしました。素材は檜、杉、ピーラーで着色した結果最もバランスの良かったピーラーに決定しました。

町家風事務所施工中3

廻り階段施工中です。蹴込み板は檜縁甲板を使用しました。

町家風事務所完成後1

2F部の完成です。ここは倉庫として使用するため最低限の仕上げとなっています。

町家風事務所完成後2

転落防止用の手摺から階段部分です。手摺は階段踏み板と同じイースタンホワイト30MMです。

町家風事務所完成後6

玄関部分完成です。着色した付け梁、柱とのバランスが合っていい感じです。

町家風事務所完成後8

事務所スペース(2)6畳の部屋です。

町家風事務所完成後7

町家風事務所完成後9

玄関上がり框と敷台です。沓石に御影5寸を使ってみました。フローリングはウオールナット突板です。

町家風事務所完成後11

外部は杉板巾6寸を鎧張りで施工してあります。倉庫にあった荷車の車輪部分をオブジェとして飾ることにしました。画像はありませんが外部裏側はガルバニウム(黒)で引き締めてあります。

設計施工技術提供 大工マン代表 武石

施工価格756万円

 

 

 

 

 

 

 

茶室が完成しました

2015-12-07

茶室完成後1

都内在住のお客様からのマンション茶室リフォームのご依頼です。120㎡超のマンションの一部をリフォームし、8畳広間の茶室を約2ヶ月かけてこのほど完成しました。

茶室施工前1

茶室施工前2

8畳広間茶室部分のリフォーム前はクローゼット付きのリビングでした。写真に写っている人はリンクスホリの1級建築士山田さんです。製図学校の教師でもあります。

茶室施工前3

この洋室部分は待合、大規模収納スペース、トイレとなります。

茶室施工中1

リビング部分を解体して、大引で床組をしているところです。

茶室施工中2

この躯体に開口がなければこの茶室が成立しませんでした。最も重要なポイントです。

茶室完成後2

茶室完成後8

水屋と炭入です。縁甲板はひのきを使用し、その他は杉材となっています。

茶室完成後6

大規模収納は約2坪あります。柱はツガ材フリーレル埋め込みとなっており、棚板はランバーコア24MMです。可動棚なので高さ調整が容易にできます。

茶室完成後7

茶室完成後9

茶室完成後10

上からトイレ待合、廊下となっています。一番下の引き戸の奥に大規模収納があります。

茶室完成後5

今回最も難易度の高い工事の竿縁羽重ね天井です。木造住宅と違い天井スラブまでのスペースが100MM程度しか無いので最後の板の固定は非常に困難です。

茶室完成後3

茶室完成後4

設計管理       1級建築事務所リンクスホリ

施工技術提供     大工マン 武石

 

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